そして今登っている順番は、 先頭が森田、橋本、山田。 間に莉央と川崎。 そして最後に江藤と俺。 「なあ、江藤。お前、一色と付き合ってんだろ?そんなに俺にベタベタくっついてていいのかよ?」 俺はため息交じりに江藤に訊ねてみた。 「いいんです♪だって、一色先輩、インターハイに集中してるんだもん。全然相手してもらえなくなっちゃって…」 その答えを聞いて、俺はまたため息をついた。