****** もじもじと下を向いて… とても言いにくそうに、消えそうな声で… 「私、渡先生のこと、男性として好きです。」 誰かに好きになってもらえるというのは、嬉しいことだ。 だけど、相手が自分の生徒というなら、話は別だ。 「…ごめん。俺はお前の気持ちに応えることができない。」 かなり前に江藤にふざけながら『じゃあ私、彼女立候補♪』みたいな感じで言われたことがあるが、その場合は俺もふざけて答えを返す。 だが、こんな真剣に告白された場合、俺も真剣に返さないと失礼だ。