俺は莉央のベッドの隣にパイプ椅子を持ってきて、そこに腰掛けた。 そんな物音に気付くことなく、変わらずすやすや寝続ける莉央。 その白い肌に、吸い込まれそうになる。 莉央…。 俺…、お前のこと… 俺は、柔らかいその頬に、そっと指先を乗せた。 指先から伝わる莉央の体温。 そして 俺はそのまま、莉央の艶やかな口唇に自分の顔を近付けた。