「俺が保健室に運ぶから!お前は授業あるだろ?戻れ。」 こういう時、教師という職業に就いて良かったと思う。 職権を利用して、莉央を助けることができるんだから。 男子を教室に返し、川崎にも俺が莉央の面倒を見ることを告げた。 莉央、今助けるからな! 俺は莉央をひょいと持ち上げて、おぶった。