とにかくまだ息の切れている川崎が案内する方向に急いで向かった。 そこは、薄暗い階段の踊場。 ある小柄な男子が女子をおぶろうとしていたが…、 自分一人の力では限界があるようで、上手くおぶれないみたいだ。 よく見ると、その女子生徒の正体は、莉央。 ぐったりしていて、意識はないようだ。 莉央…。