恋愛VS友情

「おい、何うつむいてんだよ」


リンの言葉で現実に戻った。


そうだった!!学校だった…


「お姫様、後ろどうぞ」


と自転車の後ろの席に手を置いた。


私は後ろの席にちょこんっと座った。


「とばすぞー!!」


とペダルを力強く踏んだ。



背が小さい私は席からふりおとされそう。


私はリンの着ている白いYシャツを軽くつかんだ。