するとそこで、 「あらあら、優ちゃん?なにやってるの?」 という声が上がった。 声のする方を見れば、キヨばあちゃんが土手の上に立ってこちらを見ていた。 「まぁまぁまぁ、びしょ濡れじゃないの…」 心配してこちらに降りて来たキヨばあちゃんは、ずぶ濡れの俺とその人を見て声を上げる。 そして、 「なにがあったか知らないけど、そのままじゃ風邪引くわ。家にいらっしゃい」 そう言って穏やかに微笑んだ…。