そんなことを思っていると、


ふいに彼女が、


「彼氏でもいたら良かったのになぁ…、

そしたら、四六時中友達と一緒じゃなくてもすむのに…」


と、また不思議なことを言い出した…。




「…いやいや、

それだと、彼氏と四六時中居るはめになるんじゃないか?」


そう言った俺に対し、

彼女はさらに不思議なことを言って返した…






「四六時中一緒に居るような本物の恋人はいらないの。


私は、“恋人ごっこ”がいいの」



「……え?」







…なんだよ、

“恋人ごっこ”って……