「 ……てかさ、

そんな内面的なこと、俺なんかに話しちゃっても良いの?」


淡々と話す彼女に俺はそう尋ねた。



…こうして何度か屋上で話したりはするが、


俺たちの関係はただの“クラスメイト”

友達未満だろう。


そんな自分が

彼女の本音を聞いてしまっても良いのだろうか……





そう思う俺に対し、



彼女は、

「 南君って、なんか話しやすいんだよね… 」


と、へらりと笑って応えた…。



辛そうな顔していると思えば、急に笑みを浮かべたり…

本当に不思議な子だと俺は思った。