リビングでお茶を飲みながら、お母さんに事情を話す。
少し驚いてたけど嬉しそうな顔をしていた。
「本当に?」
「うん。だから病院行ってる間、聖よろしくね。」
「大丈夫よ!
…聖、ママがちょっとお出かけするって。」
「ぇ…
ママぁ…」
悲しい声を出したと思ったら、走ってきてギュッと足にくっついてきた。
これは…可愛い////
そんなしても、行くしかないからね~
「聖、バイバイ。」
「バイバイ!!」
さっきの顔とは全く違って、満面の笑みで送り出してくれた。
あの悲しそうな顔はどこへやら、もうおもちゃに夢中。
それはそれで少し悲しいよ…。
車に乗り込み、聖のときにお世話になった産婦人科に行く。


