ごちそうさまをして、私は洗い物を始めた。
そこへ、不安げな泉がやってきた。
「和歌?」
「聖くん、あきらかに怖がってるよな…」
怖がってるまではいかないけど。
誰?って感じだよね。
ご飯まで食べるなんて…みたいな。
私の知り合いだから、変な人じゃないって分かってるみたいだったけど。
「それより、まだお皿洗い終わらないし、聖と遊んで来れば?」
「え?」
「頑張って!」
「…うん、頑張るよ。」
力なくそう言った泉は聖の元へ。
ここからじゃ、何をしてるか様子が見えない…
気になって急いで洗い終わらせた。


