急な入院の為、ご飯が出ないから、彼に頼んだ。 「分かった。今から行くから!」 彼のその声を聞くと "ありがとう"も"じゃあね"も言わずに携帯を閉じた。 あたしが、麻酔で寝てる間、パチンコをしていた、最低な男。 絶対有り得ないでしょ? 可笑しいでしょ? 考えられない。 誰かに後ろから刺されればいい。 頭ではそう思っているのにね… 凄く、会いたい。 今すぐ会いたい。 早く来て。 なんて… 心がアキヒロを呼んでいた。