痛みはいつしか絶頂に… だんご虫のように丸めていた体を必死に起こして、トイレへ- 『…あ……』 レバーのような、血の塊のようなものが… 一気に流れでた… 『お母さーーん!!!』 トイレを流さずに、咄嗟にお母さんを呼ぶ。 一度、流産した事がある母ならわかるかと思ったから。 「何した!?」 『これ見て!見て!』 いずれ殺してしまうのに…焦っていた。 「……きっと流れたね。」 『看護婦さん…レバーみたいなの出たら、病院来てって言ってた。』