こんなにも簡単に1つの命を捨てる事が出来るんだ。 なんだか、切なくて診察室を出た時、あたしは泣いてた。 「…堀越さん!?大丈夫?どうしたの?」 『あたし…赤ちゃん、どうしたらいいのか分からない…』 そのまま、別室に連れて行かれて、看護婦さん2人とあたしとアキヒロで少し話した。 「旦那さんはどうしたいの?」 結婚はしていなくても、仮で旦那と呼ぶのだろうか…? 「どうしたらいいのか、よく分かりません…。」