「堀越さーん。」 あたしのいっぱいいっぱいな気持ちも知らず、看護婦さんの優しく甲高い声があたしを呼ぶ。 『…はい。』 "行ってくるね" っと、アキヒロに目で合図して診察室へ… 「それじゃあ、内心するからそこに寝てね。」 マニュアル通りにトントンと進む。 また、恥ずかしい台にあたしは股を広げる。 赤ちゃんいる? ちゃんと子宮にいる?