「まあ、今までありがとな。じゃ。」 なんの躊躇もなく、喋って彼は去っていく。 -待ってよ あたしまだ、さよならしてない。 -待ってよ あたしまだ、さよならしたくない。 生きてるのが嫌になった。 またさっきみたいに、ベッドで放心していたら。 辺りは暗くなり、夜になっていた。 胸騒ぎが、あたしに何かを伝えようとしていたのか、収まらなかった。 これから、まだ、何かが起こるの?