そんな事もすっかり忘れて… アキヒロは何も知らないと思って… 家の前にアキヒロの車があるのを確認して、家に入った。 部屋の戸を開けると、寝ているアキヒロ。 『…アキヒロ~…』 「……なんでいんの!?」 寝ぼけていたアキヒロの喋り方はちょっと怖いような気がした。 気がしただけ? 『寂しくて、お母さんに送って来て貰った。』 「嘘だべ?」 『嘘じゃないし。』 何?何か知ってるの?