「は?」



そう。



これがお昼寝から目覚めたばかりの俺…高科 亮の第一声だった。



それもそのはず。



パチッと目を開けた俺の目の前は、何故か“白”…一色だったからだ。



「ってゆーか、これ…なんか書いて…いでっ!!」



そしてオデコ…いや、前髪にまで貼られていたテープを剥がし、



まったく…



この紙を貼ったヤロー、俺をハゲにする気か?



テープはテープでもガムテープとか…



ちったー考えろっつーのっ!!



微妙にヒリヒリするオデコをさすりながら紙に書かれた文章に目を通した瞬間、



「は?なんだ…コリャ?」



その、あまりの奇妙さに俺は口元をヒクつかせた。