瞬間、



「あっ…」



俺はディスプレイを見つめながらポカンと口を開けた。



22時…5…分…って…



「マジ…で?」



でも…



え…っと…



ちょっと待て…よ。



22時ってことは、夜の10時ってこと…で…



手紙の内容は“今夜10時”で…



今の時刻は22時6分で…



………



「終わっ…た…?」



うん。



終わったんだよ…



「うんうん。そーだ、そーだっ!!終わったんだよっ!!」



やっと理解した俺は、枕にボスっと顔を埋めながら、ふぅ…っと安堵の息をついた。