2個のケーキ…



2杯のコーヒー…



………



とーちゃん甘いもの食わねーし…



こりゃ誰か居たな。



間違いねーな。



うんうん。



「かーちゃん?」




「ん?」



かーちゃんの態度とテーブルの様子で、“誰か居た”っと確信を持った俺は、



かーちゃんの傍に歩み寄ると、



「かーちゃん」



「なに?」



ズイッと顔を近づけた。