「あと5分…か…」



って、なに心配してんだっ!!



俺っ!!



あんなの、ただのイタズラだろ?



俺には全然関係ねーじゃんっ!!



でも…



俺は被っていたタオルケットから少しだけ顔を出すとチラッとゴミ箱を見た。



もし、もしもだぞ?



マジで頭文字Sが俺の大切なモノ奪いにきたら…



って、



「だぁ~!!なにも起こるわけねーじゃん!!ハハハ…はぁ…」



そしてタオルケットを頭からガバッと被り、大きなため息をつくと、



「でも…マジで来たら…どーしよ…」



枕に顔を埋めながらボソッと小さく呟いた。