「悠希俺ん家行こ?」


「イヤ絶対イヤ」

今ハゲと歩いている。

金持ちなら車出せ!!!!


「退学する?」

ピクン!!

「行く…」

ズルイ。
こんなイヤなやつ最低だ。
あたしは俯いた。

もうイヤだ。
なんであたしに構うんだろ?


「……やっぱ来なくていい。」


あたしは上を向いた。


「お前がイヤがるなら来なくていい。」


「はっ?」


「公園寄っていい?」


「…う…うん」


「あのさ…悠希」

あたしは言葉を遮った。


「ねぇなんであたしに構うの?」


「はぁ?」


「そりゃ…今日が初めてかもしんないけど…なんか変じゃん?
あんたさ鷹司学園でモテるみたいだし…
あたしになんか構うヒマなんかなくない?
やっぱ変だよ…」


「お前気づかないわけ?」

「なにが?てかあんたみたいなハゲがモテるって信じられないんだなんでモテんの?」


「ちょっ待て!!!!」


「はい?」


「オレがお前に構うのは…」


なんだろ?