[隆生・ボランティアにて]

「ねぇ隆生☆こんなんサボってカラオケ行こー☆」


ウザい女。


「隆生はあたしと行くの!!」

甘ったるい声。


「隆生は俺とカラオケだもんね」

こいつは唯一信用できる友達?直也[ナオヤ]だ。


「まぁな」

こいつはオレを救ってくれる。


「ほらほら並べ!!!!!」

先生が言う

オレは列から外れて直也の隣へしゃがんだ。


「んっ隆生違うぞお前の座る場所は」


「なんすか?文句あります?」


睨む。


「なんでもない。」


「先生、退職したくなければオレに構うなよ」


「うっ…」

先生は去っていった。

はぁ…つまんない。
なんかおもしろいことないかな…


「やだよあんなハゲ!!」

ピクン。


オレはその言葉を言ったやつを見た。


……ドキッ

へんな感情に襲われた。

なんか変だオレ……


オレは自分を拒絶した。



「ブス!!!!!」

オレはハゲという言葉がキライだ。


しかも言ったのは女子。


いらつく。


それから少し言い合いになってちょっとキレた。


その女子を連れ出した。


行く途中にさっきオレに向かって注意した先生がいた

先生は見て見なかったフリをした。