「お前のことが…好きなんだよ。」


トクン…


「はっ?」

今なんと?

ありえない。


「お前が好き。悠希が好き。」


あたしは?


「無理…。」

無理こんなやつ。

絶対無理。


「あたしはあんたのこと好きじゃない。」


「………っ」


ハゲは俯いた。


「たぶんいや絶対ハゲのこと好きになんない。」


あたしは公園から出ようとした…


「待てよ…」

ピタッ。

足を止めた。


「な…に?」

ドキドキドキドキ

あたし変にドキドキしてる

「オレ諦めないからな☆」
ハゲはあたしの方を向いてニコッて笑った。


「はぁ??」


「オレ悠希のこと好きだし☆絶対悠希のこと振り向かせてやる!!!!!」


「絶対無理☆」

あたしはハゲに吊られて笑った。