君に伝えたい











「えええええ!!?////」






あたしは思わず立ち上がってしまった。






……な、何でまた告白されんの~!?////






つーか、『友達でいいから付き合って』って……友達になったらいいの!?付き合ったらいいの?!

どっちを求められてるのかが分かんない!






ヤバいパニクる……



「……駄目かな?」





中山君は、一度も目を逸らさずに見つめてくる。







「…ごめんなさい………あたし、中山君の気持ちに答えられない。……」







「え………………?」






「あっ!、でも…………、友達なら…なりたいと思う。あんまり話す機会とかなかったし。」







これがあたしの精一杯の返事。

あたしは友達を選択します……



「………………うん。ありがとう。」





そう言って、中山君は辛そうに微笑んだ。







……ごめんなさい。





ハルの顔が………どうしても頭をよぎるの。





……閉じ込めた綿あめが、心の奥で『ダメ!』って叫んでたの。







静かに、裏庭を出ようとしてた中山君は、途中で振り返ってこう言った。











「俺!中山じゃなくて中島だし!!!それと、好きな奴居んなら応援するし!!頑張れよっ!!!」




中山君は早口でスピーディーに喋っていた。


「…へ………………?」










な、中島だったのかー!!!////







うわぁ!!!最低な事しちゃった!!



てゆーか恥ずかしっ!!