君に伝えたい











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「「………美咲ぃ、頼むよぉ~!」」







授業も終わり放課後、 あたしの誕生日プレゼントを買いにデパートへ来ていた。





「も~!!自分で買って!!お金あんでしょ!?」






先程から棚に並んでるケーキを見つめて離れようとしないハルと夏生。




あたしお金ないんだっての!





「つーかお昼にパフェおごったんじゃんよ!」





「それはお前のせいだろぉ。自業自得なんだって、な!」






無理矢理まるく納めようとする夏生。







「そんなの自分で買ってよね!そもそもあたし今日誕生日なんだから、おごるのはハル達の方でしょ!」