君に伝えたい






急いでスタジオに戻ると、すぐに撮影が再開した。




「はーいその顔もう一枚~」





――――パシャッ!





俺は特別審査員として美咲と会って以来、この仕事を全力でやっている。





美咲がくれた勇気を無駄にはしたくない……






「オッケー!お疲れ様~」



「ありがとうございました。」





撮影が終わった……






「ハルキ、次いくわよ」



「うん」





俺、あの金髪達にごめんなさいしてない……






アイツらが俺の愚痴を聞いてくれて、あの時はすげぇ助かった……。






…………沢山ムカツクこと言われたな…。









前までは俺、アイツらの事大嫌いだった。







でも。





今は、そんなにキライじゃないや







今は、凄く感謝してる側だし