「いいじゃん。アンタ気に入った！……え～ッと？」
「美咲よ。昨日話したじゃない……」
「聞いてねぇし。美咲、これからは俺もレッスンに加わってやる。よろしくな！」
え！？
あの優斗さんが………………
「ほ、ほ、ほ、ホントですか！？」
「本気本気。アンタなら行ける気がする……何か問題でも？」
「い、いえ！嬉しいです！」
だって優斗さんと言えば、弟子入りしたい人がわんさか居る超長い芸歴の持ち主……
レッスンをしてくれるなんて滅多に無いって噂なのに……
「あの、もしかして…アタシが弟子1号ですか？！」
「弟子……？まぁ。そんな感じか。でも、残念ながらもう1号は居るんでね。お前は二番目。」
「え？1号……居るんですか？」
「そ。ちょうど最近育ててんだけど……何だろな。」
「………………？」
「お前は、ソイツと良く似てるよ…。」
あたしと似てる……？。
しかも最近……？
一体誰なんだろう……
