君に伝えたい






泣きまくりの俺は、布団に潜り込んだ。



ホントに嫌だ…。


仕事なんてしたくねぇ。



『いいねー!凄くいいよハルキ君!』




カメラマンが良く言ってる。


俺の何がいいの?


何処をどう見てその言葉を使ってるの?




『ハルキ君かっこいいです♪マジで大ファン!!』


ファンレターにも色々書いてある。

ファンなんかならなくていい…。




おれよりいい奴、沢山いんだろ?

さっきの金髪だって、めっちゃくちゃカッコ良かった……。





多分一時期の気の迷いなんだ。

皆、ちょっとした迷いで俺をカッコいいって言ってるだけなんだ。





スグに落ちていくよ。

いずれはみんなに上から見られるんだよな。




美咲……。出来れば、お前と一緒に歩んでいきたい。






ホントごめんなさい。

俺、超自分勝手だ…。