少女のヴァンパイア


「キルギス!!」

リーフとフランは、

キルギスのもとへきた。

周りは今まで以上に黒く染まっていた。

「あら、リーフじゃない。」

こんな所にいると、

大臣たちでさへたっていれるが分からないが、

キルギスは普通にたっていた。

「あれ?」

リーフはキルギスを見て、

驚いた顔をした。

「どうしたの?」

「いや、君が遅いから苦戦してると思ったのに、意外と普通だなって……」

リーフが言うと、

キルギスはふぅーと溜め息をついた。

「私は全然大丈夫なんだけどね?
ちょっとグレン君の力が強すぎるみたい。
フランの子供なのに……」

そしてまた溜め息をついた。

フランはムッとした。

「私の子供なのにってなんですか?
私の子供だからこそ強いじゃないですか!」

その姿にキルギスはクスクスと笑った。

「ごめんなさいね?
ついついいつもの癖であなたをみるとからかいたくなるの。」