グレンはシュリーが歌い終わったのが分かると、

シュリーのもとへよった。

シュリーはグレンを見ると益々笑顔になる。

動物たちはグレンから隠れる様に、

シュリーの背に隠れた。

「大丈夫だよ。
グレン様はなんにもしないよ。」

シュリーがいうと、

動物たちはシュリーの背中からでてきた。

「この動物たちの言葉が分かるのか?」

グレンが聞くと、

シュリーは綺麗な緑色の目をグレンにむけた。

「わからないけど、なにが言いたいのか大体分かるんです。」

シュリーがいうと小鳥がシュリーの肩に乗り、

リスや他の動物はシュリーの足に座ったり、

シュリーの周りで気持ち良さそうに寝ていた。

シュリーは一番近くにいたリスに手を伸ばすと、

リスはシュリーの手に、

自分の頭をなすりつけた。

シュリーは嫌な顔せず、

逆に嬉しそうに、

そのリスを撫でた。