「私も時々そう思います。
そして、誰よりも美しかった。」
「この店はお前とアナンの大切な店だ。
俺はお前にもし才能がなかったら、この店を潰すつもりだった。
だが、お前には才能がある。」
「どうして才能があると分かるのですか?」
「ここに来る客だよ。
ここに来るはみな、笑っている。
あのシュリーの様にな。」
「私は…これからも続けます。
妻と私の店をいつまでも続いていきます。」
「そうか……ならば俺はここにこよう。」
「ありがとうございます。」
―…なんて、はなしていたとも知らずに、
シュリーは服選びを悩んでいた。
