それに…
グレンはどうやら、
シュリーに生気まであげてるみたいだった。
グレンの生気をもらうと回復し、
生きていけるが、
その分、
グレンの体力は消耗してしまう。
―…そんなシュリーちゃんに惚れているのか…
あるいわ…別の理由があるのか?
ジャックはグレンの背中を眺めだから、
そんなことを思っていた。
客間についた2人は部屋の中心のところにある、
テーブルに向き合って座った。
「で?何の用でここにきたんだ?」
グレンはソファに座るや否や、
足をくみ、
ジャックをみた。
「なんのこと?」
ジャックがわざととぼけると、
グレンはジャックをにらんだ。
「用がないなら帰れ。」
ジャックはニコニコしながら、
「やだなぁ~冗談だよ。」
そういった。
グレンはハァーと溜め息をついた。
―…全くこいつは…
