そう言ってグレンはラントと共にいってしまった。

「"嫌なら帰れ"って一言多いよ。」

ジャックはふぅ…と溜め息をつくと、

グレンを追いかけて行った。




「で?俺に何のようだ?」

部屋についたジャックを、

グレンは椅子に座りながらいった。

でも目線はシュリーへむいていた。

今までみたことない愛しい目線をシュリーへむけている。

「どうやらグレンはその少女にぞっこんのようだね。」

ジャックはニヤニヤしながらいった。

グレンはやっとジャックへ目線をむけた。

「どういうことだ?」

グレンはジャックに聞いた。

ファイとラントは気を聞かして、

部屋をでた。

ジャックはまだニヤニヤしながら、

「別に?」

と答えていた。

グレンは不機嫌になった。

「用がないなら帰れ。」

ジャックは、

「やだなぁ~冗談だよ。」

と言った。

「君が可愛いペットを飼ったと聞いてね。
どんな子か見に来たんだよ。」

ジャックは笑みを絶やさずにいった。

グレンは顔を歪めた。

―…シュリーのことがあっちでもう広がっているのか…
いったい誰が…?