「リベルみんなこと許してあげてね?
みんなリベルが好きなんだよ…バーナードもね。」

突然今まで黙っていたリーフが

フランが力無く椅子を座ったのを見て言った。

「…わかってるよ。
出来ることなら、いいたくなかった。」

そう言ったリベルも拳を握り締めていて

リーフはニコッと小さく微笑んだ。

「ごめんなさい、リベル。
わたしのせいで…」

イオラが小さい声で

リベルに言った。

リベルはイオラに笑顔を向ける。

「大丈夫だよ。
これは僕が決めた道なんだ。
だから…イオラは悪くないよ。」

イオラは出来る限りの笑顔で頷いた。

「ねぇリベル…もうわかっているはずだよ。
バーナードよりも俺よりもフランよりも、リベルに言いたいことがある人。」

リーフが言うと

泣いてたフランもみんなキルギスを見た。

しかしキルギスは

下をむいたままだった。

「キルギス」

リーフの声に

キルギスの肩がピクッと動いた。

「このままじゃ…後悔するよ?」

キルギスは頷く。