少女のヴァンパイア


グレンがジャックのいる部屋に入ると、

ジャックは呑気にワインを飲んでいた。

「何しに来た」

グレンが冷たく言い放つ。

ジャックはチラッとグレンを見て、

またワインを一口飲んだ。

「まぁまぁ…とにかく座って話そうよ。」

グレンはジャックが我が家のようにいったことに、

イラついたが、

なにも言わず椅子に腰掛ける。

すぐさまファイがワインをだす。

「そんな怖い顔しないでよ。」

ジャックはヘラヘラとしながらグレンに言う。

「お前が来る時はほとんど良い知らせではないからな。」

とグレンはワインを一口飲んだ。

ジャックは苦笑いして、

グレンを見る。

相変わらずなにを考えいるか分からない顔だ。

とジャックは思う。