ピピピピ…ピピ

『ん…ふわぁ〜〜』

すごく目覚めの悪い私。

『もう8時かぁ〜……って遅刻ぅ〜』

ダッシュで家を出る。

その時、

ザザザッ

『うわキモい〜こけたしッ…』

麻美に足を掛けられたのだ。

『ふん…陰険だね!麻美も』

ちょっと強気になって言ってみた。

麻美はカァッと顔を赤くして、走り去った。
ニヤッと心の中で笑った。

















その日から私は一人の女の子が気になった。
長瀬 梨華ちゃん♪
いじめられてるのに、強気で授業はたまにしかうけない子。

私もサボりたい……

そう思い、屋上に向かった。

ガチャン。

ドアを開けた