虹のかけら

『あなた…亜希ちゃんをイジメてるそうね。』

真奈美はぎくりとした。

『ええ…そうよ。何か問題でも?』


『何か問題でも?じゃないでしょう。』


『うるさい教師。』

真奈美は去って行った。

〜次の日〜

『ね、真奈美ちゃん…』

『私達…みんなに見られてるよ』

『はあ?何おっしゃるの…?』

確かにまわりの視線が痛かった。

教室に入るとクラスが一層騒がしくなった。

『ま…』

『ま?』

『真奈美ちゃん!!黒板見てよ…』

真奈美はふと黒板を見た。

『…え…』

そこには、

真奈美キモい

真奈美KY

真奈美は最低女
とかいろいろ書いてあった。
『誰よ!こんな事したの!消しなさいよ!』
すると一人の女子から
『自分で消しなさいよ!お嬢様ぶっちゃって!亜希イジメてたくせに!』

『はあ?んな事してねぇよ!!』

真奈美はすごくキレた。

『みんな知ってんのよ!』