べりー ベリー berry~イケメン5兄弟に振り回される日々~

声の主は汐輔クン。


「…朝日綺麗だな」


「…うん」


なんか…ドキドキした。

汐輔クンのいる斜め後ろの右肩が熱く感じた。


「…あの…この前…ありがとね」


「ん?…あぁ…」


「…ちゃんとお礼出来てなかったから…」


「あんま気にすんな」


―ポンッ―


汐輔クンはあたしの肩を軽く叩いた。


「でも…男を見る目は鍛えないとな」


そう言って汐輔クンはフッと笑った。