「レイ」




『何?』




「コンビニ寄っていい?」




『うん。すぐ先にあるからそこでいい?』




「うん。ありがと」






そのままナオは







一人でコンビニに向かった






一人







残されたオレには






さっきのナオの表情が







頭に焼き付かれていた







ナオは






オレといると






楽しくないのかもしれない






昨日だって






今日だって







ただ







オレが一緒に行きたくて








連れ回してるだけだし










さっきまでの







幸せな気持ちは







ナオの表情一つで







消えていった