three times love 〜alrue〜

『嘘っ』







思いもよらない返事に






オレは立ち上がり






ドアに向かう







恐る恐る





ドアを開けた







「あらぁ、ナオちゃん、気付いてたの?」







コーヒーを持った








満面の笑みを浮かべる








魔女の姿…








「はい。階段上がる足音聞こえたんで」






魔女の言葉に







笑顔で返す








さっきまで







オレの射程距離にいた








もう一人の






魔女










『二人とも趣味悪い』







本気で







二人が魔女に見えた