ミキは








そっと








掴んでいたオレの腕を離した








それから







微かに聞こえてくる








ミキの







すすり泣く声








それでも







オレは







ミキにかける言葉も








ミキに触れる優しさも








何も







持ち合わせてない








ここで手を差し述べても









それは







優しさではなく







ただの








自己満足