「はいっ」
ケンジもビックリした様子で
完全に
声が裏返っていた
「花火買ってこよう」
「お前何急に言い出して…」
「いいから」
ケンジの静止も聞かず
ナオは
ケンジの腕を引っ張り
暗闇へ歩き出した
『ちょっと待てって』
オレの声は
ナオには
届かなかった
ケンジもビックリした様子で
完全に
声が裏返っていた
「花火買ってこよう」
「お前何急に言い出して…」
「いいから」
ケンジの静止も聞かず
ナオは
ケンジの腕を引っ張り
暗闇へ歩き出した
『ちょっと待てって』
オレの声は
ナオには
届かなかった

