「…自由って、なれるの?」 例えばあたしが小さくても、例えばあたしが大きくても、あたしの背負ったものから、果たして自由になんてなれるのだろうか。 手離すことが出来るものと、手離すことが出来ないもの。 手離してはならないものがあることをあたしはもう知っている。 「自由ってのは、気の持ちようなんだよ。」 「精神論?」 「まさか。」 そう応えて、可笑しそうに笑んだ梓さんは、アクセルを踏み込んだ。