「美月ちゃん、私頑張る。頑張るから、」

「うん?」

「また怖くて逃げ出そうとしたら、叩いてもいいから私に喝を入れてほしいの」

「あはは、分かった!叩きはしないけど、またバカタレーって耳元で叫んであげるっ」

「あれっ!耳にすごくキーンってきたよ~」



…それからはお互いに笑って冗談を交わし合った。


ちゃんと喝を入れて、最後には私を笑わせて励ましてくれる美月ちゃん。


大好きだよ。

だから、美月ちゃんの言ったこと無駄にしないためにも。

逃げないで、頑張る!