わはははは‥っ


大きな、たくさんの笑い声。

ああまた桜田くんが何か言ったんだって分かった。

綻びそうになる口元を手で隠しながらドアを開けて、教室に入る。

そしてゆっくりと教室の中を見渡すと、ほら。

…やっぱり。


桜田くんがたくさんの人と笑い合っているの。