俺は、無言で歩き出そうとした………が、 タッタッタッタッ キキーーッッ 「助けに来ましたよ、お嬢さんッ!!」 「「「え………?」」」 風のように、素早く女の子が現れた いや、参上した と言った方がいいだろう。 「あれ……あの子……さっきの?」 「え、てか、あの子、ゆっち庇ってくれてるの?」 ハル、嵐 の順にそれぞれ言ったが、俺の耳には届いていない