けんちゃんは、あたしの顔をのぞきこむようにして、聞き返す





「けんちゃんっ!!」





あたしは、けんちゃんに思いっきり抱きついた





「わっ……いきなりどーした?」





「んーん。なんでもないっ。」





「ふーん。変なゆず」





けんちゃんに抱きつきながら、うずめていた顔をあげる





そして、頭いっこぶん上にある けんちゃんの顔を見つめた