甘い甘いケーキはどう?短編集


そして…
蒼斗くんと実家に向かってます。




私の隣の彼はさっきから緊張してますね…はい…分かりやすいぐらいに。




「蒼斗くん?そんなに緊張しなくて大丈夫だよ?」



「大丈夫じゃねぇよ…

はぁ。緊張する。

真菜のお父さんって怖い?俺…殴られるかな?」




「……ふふっ…大丈夫だよ。

お父さんはいつも笑ってるから♪」




うん。
お父さんはいつだって笑顔…




「そか…

でも、俺殴られても真菜と一緒にいてぇから大丈夫!!」





ありがとう…蒼斗くん




私の実家に入ったら、それはそれはお母さんの熱烈な歓迎が待っていた。

蒼斗くんが話す隙もないほどに喋りまくるmy母……




「学生?あら、7つも年下なの?やったわね♪真菜♪」


どうやら私に彼氏がいて一安心らしい…