「今度、お家の方にご挨拶しに行ってもいいですか?……はい…はい…」 家!? 蒼斗くんが実家に来てくれるの? 「だから…お見合いはナシにして下さい!!お願いします!! はい……分かりました。」 お…?? 蒼斗くんが携帯を返してくれた。 「お母さん?」 『真菜~♪なぁんだ、嘘じゃなかったのねぇ!! じゃあ日曜日待ってるわ♪』 そう言って電話が切れた。 後で蒼斗くんを問い詰めると、日曜日のお見合いはナシにしてくれて、俺挨拶に行くからと… てな感じで私の実家に来てくれることになった。